『想いを繋ぐ』

皆さんこんにちは!
製材事業部 生産管理課の小川です。

いよいよ新年度が始まりました!皆さんいかがお過ごしでしょうか?
新たな環境で過ごされる方は期待や不安があると思いますが、お身体には気を付けて下さいね。
また、これまで通り過ごされる方は、心機一転し新たな挑戦がしやすいタイミングかと思います。小さな事や簡単な事、週末の予定でも何か目標を立てる事でメリハリのある生活ができ、健やかに過ごせると思います!

さて私は昨年4月より中途入社しましたが、それまでは森林の管理や、木を伐採し木材を搬出する仕事に携わっており、直に森林所有者様や、木を伐採する作業員の皆様と一緒に仕事をさせて頂いておりました。
そこでは森林所有者様の想いや考え、保育作業の大変さを聞く機会も多く、代を重ねて大切に育てられた木を利用させて頂く事への責任があると強く感じました。
また、伐採作業員の皆様には大きな重機を使い木が傷つかない様に造材し、市場まで大切に扱って頂いておりました。
大切に育てられ搬出された丸太を、今度は製材し製品にする立場に変わり、同じ木を扱う仕事でも、健全な森林を保つための仕事からお客様の為に良い製品を作る仕事となりました。

木は捨てる所が無く、たとえ森林で造材された枝や葉でも土に還って山の栄養となり、新しい木を生長させます。
また工場に運び込まれた丸太を製材すると皮やおが粉が出ますが、そういったものはバイオマスボイラーの燃料などに利用されています。
木は無駄なところはありませんが、森林所有者様が代々何十年もかけて育てられてきたものです。何十年も使い続けられる物に利用する方が、森林所有者様の想いも繋ぐ事が出来ると思っています。

製材の仕事では、細かい計算をして、いかに一本の丸太から効率よく建築用材を作れるかが重要になってきます。
少しでも多くの木を末永く、安心してお客様に利用して頂く為に、品質のよい製品を効率よく作れるようになりたいと思います。