こんにちは、富山店営業課の山田です。
上期が終わり、入社して半年が経ちましたが、この半年は本当にあっという間でした。
今までの人生の中で最速の6カ月だったといっても過言ではありません。
現在は営業課で研修中ですが、新しい学びが多く中身の濃い毎日を過ごしています。
構造アドバイサーという名にふさわしい営業になれるよう、これからも一生懸命頑張っていきたいと思います。
私は今まで建築に関わったことがなく、ウッドリンクに入るまでは家の構造を気にしたこともありませんでした。
しかし入社して家の構造を学ぶうちに、壁の中を見てみたいと思うようになりました。
自分の家や近所の家、木造のお店などを見ると、壁や天井をはがしてどのような骨組みになっているのか知りたいという衝動に駆られることもあります。
ある時、そんな私の思いに応えてくれる家に出会いました。
その家は「脱皮する家」という名前がついていました。
脱皮する家は築150年の古民家なのですが、ただの古民家ではありません。
家でありながら、アート作品にもなっているのです。
私はアート鑑賞が好きで、アートイベントに行くことがあります。
今年の夏は新潟県の越後有妻で開催されていた大地の芸術祭に行ってきました。
脱皮する家はそこでアート作品の1つとして公開されていました。
「家が脱皮するとは?」という疑問を持ちつつ訪れたのですが、確かにその家は2つの意味で脱皮していました。
1つは壁や天井が最小限に抑えられていて、梁桁や柱といった構造材があらわになっていること。
もう1つは柱、梁、床、窓枠、置いてある家具といった家のあらゆる部分が彫刻刀で彫られていることです。
写真をよく見ていただくと彫られた跡がわかるかと思います。
家の構造を見られたことはもちろん、骨組みがアートの一部になっている様子を見てとても嬉しくなりました。
家の骨組みは壁や天井の中に隠れて普段あまり意識されることはありませんが、非常に身近にあるアート作品でもあると思います。
家の構造に関われることに誇りを持ち、これからも一人前の構造アドバイザーを目指して頑張っていきます。
ちなみに脱皮する家は宿泊も可能なので、ぜひ脱皮の様子を確かめに行ってみてください。