皆さんこんにちは。
製造部生産課柱材チームの小林です。
9月に入って、夜は大分涼しくなってきましたね。
私は富山市八尾町出身でこの時期は毎年「おわら風の盆」で忙しく過ごしています。
今年は時より雨も降りましたが、行事を無事終える事が出来ました。
私は「胡弓」奏者として自分の町で「おわら」に携わっていますが
今年で20年目を向かえ、よく続けてこられたなと我ながら感心しております。
というのも・・・普段の練習は室内でやっていますが本番は外で町内を練歩く「町流し」がメインになり三味線や胡弓等の太鼓に張られる犬や猫の皮はデリケートで湿気により伸縮が著しく、調律をとるのが大変で外ではなかなか良い音色が出ません。
満足にと言うか思う様に演奏できたことはこれだけ長い期間やっていても少なく、めげる事の方が多かったです。(才能ない?)
それでも練習に励み、続けてこれたのは、単に「好き」とか「伝統文化の継承」からくる義務・使命感だけではなく、そこには情熱を持ち続ける事ができているからだと思います。
習い始めて早々に「いつかはこうなりたい」・・・どこどこの町のだれだれの様な弾き方であのような音色を奏でるんだ。という風な、かなり具体的ではっきりとした目標を立てていました。
その目標に対して情熱が生まれ、どんな事があってもブレる事なくめげる事なく上手く弾けない時、年があってもそれでもその年で何か得て、翌年に活かす・・20年間その繰り返しでした。
情熱を絶やさずにいられたのは自分自身がこの先どうなりたいか・どうありたいか、目標をしっかり持っていた事がポイントかも知れませんね。
その目標のイメージが鮮明であればあるほど情熱が深く、熱い気がします。
まだまだ今の自分に満足はしていませんが目標に徐々に近づいてる自信もあります。
情熱を継続させる事は力だ・・と20年の節目にそう感じました。
仕事においても「あ、今情熱を注いでやっているな」と実感する事があります。
私は主に機械では加工できない柱の手加工を担当していますが、仕上げ材としてそのまま目にみえて残るものには特に思入れが強く情熱が湧きます。
直接お客様の声や反応を聞ける機会は殆どありませんが、喜んでもらったり満足して頂ける様、思いを込めて丁寧に加工させていただいております。
会社でも日々仕事をしていく中で目標を決め計画、実行の繰り返しをしている訳ですが同じ事が言えるのではないでしょうか。
会社で自分がこの先どうなりたいかなど大きな目標を立て、その目標が具体的でその姿がしっかりイメージできればそれに向けて情熱が生まれ、色々な困難や壁にぶつかっても情熱が絶える事なく達成するまで進み続ける。
挑戦し続ける事ができる心を持てる。
となれば仕事に「やりがい」「働きがい」の気持ちが自然に芽生えてくるのかも知れませんね。
社内にもそんな感情がにじみ出て楽しそうに仕事されている方々がいますが、自分もそうなれる様、情熱を持ってそれを絶やさず取り組んで行きたいと思います。