こんにちは、生産課の高平です。
残暑も落ち着き朝、晩が肌寒く感じるようになり過ごし易くなりました。あの猛暑の日々が嘘のようです。このまま新型コロナウィルスも終息することを心から願います。
唐突ではありますが、私事ですが禁煙を初めて丸2年が経ちます。今まで何十回と失敗してきましたが今回は奇跡的に続いています。
禁煙をして一番変わった事は寝起きです。今までは重い感じでしたが今ではスッキリと目覚める事が出来ます。
禁煙が成功したので何か運動を始めようと思い1年前に自転車を購入しました。今では毎週末10キロのジョギングか自転車で30~40キロサイクリングを行っています。
サイクリングでは氷見の山道を走るのが好きです。自分が生まれ育った所が氷見の山奥なので山道を走ると妙に落ち着きます。
最初の頃は、上り坂で辛くなると直ぐに引き返していました。そんなことを繰り返して、いつものように辛くなったので引き返そうと振り返った時、自分が凄い山道を上ってきた事に気づき「辛い思いをしてここまで来たのに引き返してもいいのか?」と思い、その時は最後まで登り切りました。
頂上に着いてそこからの景色を見たとき今までの辛さが吹き飛んだと同時に、何とも言えない「達成感」、言葉では表せないほどの「爽快感」を感じました。その感覚が忘れられず今では途中で諦めることはありません。
仕事の話になりますが、私はモルダー・内装材チームに所属しています。仕事の内容は木材を決められた寸法に削ったり、色々な形状に削ったりしています。
入社して18年経ちますが、今と昔で変わった事は無垢材の化粧柱がほとんど無くなったことです。今は単板貼りの集成材の化粧柱がほとんどです。
入社したての頃、ベテランの大工さんとヒバの無垢材の床柱を1本出すのに半日ほどかかったこともあります。当時は何故ダメなのか解らず「早く帰りたいな」「この柱でいいだろう」とよく思ったものです。
仕事でも辛いことは沢山あります。それをやり遂げた時「達成感」というより「安堵感」の方が大きいです。「間に合ってよかった」、「出来るようになってよかった」、「うまくいってよかった」といった感じです。
仕事においても何かをやり遂げた時、あの山の頂上に辿り着いた時の「達成感」を感じられるように日々、精進していきたいと思います。