こんにちは。生産課 羽柄材グループの川上です。
私はウッドリンクに入社して今年で5年目になります。
高校で建築を学んだので、仕事でも建築に関わる仕事がしたいと思い、
ウッドリンクに入社しました。
入社したての頃は材料を見ても名前が分からなかったのですが、
今では倉庫に置いてある材料の名前と寸法は全て分かるようになりました。
そこで、羽柄材担当の私が普段扱っている材料について紹介したいと思います。
まず羽柄材とは、構造材(柱や梁など)以外の下地材(間柱、筋違、根太など)を指します。
基本的には住宅が完成すると壁や床などの仕上材に隠れて見えなくなってしまう材料です。
羽柄材は見えなくなってしまうのですが、これがとっても大事な役割を果たしています。
間柱は壁の仕上材を取り付けるのに不可欠な材料であり、筋違は地震に耐える壁として構造材を補強しています。
女性がする化粧でも「下地が大事」と聞いたことがありますが、これと同じで「下地材が大事」と言えます。
羽柄材でおもに使用する材料は「スギ」と「ベイマツ」と「ヒノキ」です。
「スギ」は間柱・窓台・窓マグサ・破風・鼻隠しで使用しています。
スギは軽くてやわらかい、加工性が良い材料です。
ちなみにプレウォールの材も杉を使用しています。
「ベイマツ」は筋違・垂木で使用しています。ベイマツは重くて硬い材料です。
実際に丸鋸で切るときも、その硬い感触が伝わってきます。
「ヒノキ」は根太で使用しています。ヒノキはスギより少し重くて硬い材料です。
人によって好みはありますが、私はヒノキのにおいが一番好きです。
私が入社した頃、根太は基本的に「ベイマツ」を使用していましたが、
今ではほとんどが「ヒノキ」を使用しています。
また私が入社した頃、破風・鼻隠しのプレカットはほとんどありませんでしたが、
現在ではプレカットしない建物の方が少なくなりました。
私が入社してからの5年を振り返ると、自分が任される仕事の内容も変わってきました。
入社当時は羽柄1号機と2号機で間柱・筋違・破風・鼻隠しの加工を担当していました。
羽柄1号機と2号機は材料の投入・加工・検品・梱包までを1人で担当する加工機です。
最初は機械を止めてしまうことがありましたが1年くらい経つと機械をあまり止めずに加工できるようになりました。
その後、羽柄3号機と羽柄4号機で根太・垂木・プレウォールの材の加工を経験させてもらい、
すべての羽柄加工機を操作できるようになりました。
そして今年の4月に加工担当から集荷担当に変わり、フォークリフトを運転して羽柄加工機で加工する材料を集荷したり、完成品を移動したりしています。
羽柄材の集荷作業では集荷する材料の種類が多く(同じ樹種でも長さが何種類もある)、
加工担当者が作業しやすい順番に材料を積み込む必要があります。
これには自分が加工担当者だった頃の経験がとても活かされています。
しかし、まだまだ集荷担当の経験が浅いので課題も多くあります。
集荷担当者と加工担当者、お互いが気持ちよく仕事をしていくために、
日々の会話を大切にして取り組んでいきたいと思います。
最後になりますが、「自分たちの職場は自分たちの手で創り上げる」
という想いを持ってチーム皆で力を合わせて頑張っていきたいです。