みなさんこんにちは。製造部生産課の炭谷です。
ウッドリンクに入社し、16年になります。
（このブログを書くにあたって16年経ったと再認識し、時の流れの速さを感じています。）

私はモルダー・内装材チームで、モルダー加工を担当しています。
モルダー加工は、鋸刃で裁断した木材のざらついた表面を平滑にする仕上げ工程です。破風・鼻隠しといった屋根材や、羽目板・フローリングといった内装材まで、色々な種類の製品を加工しています。
色々な樹種や木材の用途によって刃物の使い分けや製造条件を色々調整するため、最初の頃は覚えるのに苦労しました。
また、加工する製品によって品質や特徴が異なるため、毎回機械の設定変更を行うなど、１つ１つの製品に気を遣って加工しています。
特に内装材は外観の品質基準が厳しく、フローリングや床材に関する物は並べて使用した時に段差が出来ないようにしなければなりません。

普段自分達が苦労して作った製品が、実際に取り付いているのを見るのはとても誇らしく思います。
大型商業施設で見た時は、この綺麗なフロアーの演出に自分も貢献していると思い、色んな人に自慢したい気持ちでいっぱいになりました。

今回のブログ投稿のお話を受け、過去に書いた記憶があったので調べてみたところ、約10年前に投稿していました。
どんなことを書いたか見てみると、仕事よりも趣味に関する話が大半を占めており、今と比べると仕事に対する姿勢が全然違っていたなと感じました。
当時は当時で、真剣に働いていると思っていたつもりなのですが……。

ここ4～5年の間に教わる立場から教える立場に変わったのですが、苦労していることがあります。
それは、報告・連絡・相談いわゆる「報・連・相」をしっかり行うという事の難しさです。
伝えたつもりが正しく伝わっていない、伝え忘れているといったことがしばしば発生しております。
10年前の“教わる立場”の時は連絡して頂けなかったりすると「何でだろう？」と言う気持ちがあったのですが、いざ自分が“伝える立場”になると適切に伝えることは難しいという気持ちに変わっていきました。
今は、すぐに伝えられない場合はメモをとったり、説明する時はホワイトボードに書いて報告や連絡をするように工夫しており、10年前と比べて少しは成長したかなと思っております。
また、相談においても「生産の順番をどうするか？」や「仕事の込み具合に応じての人の調整をどうするか？」などの段取りも少しずつですが適切に出来るようになってきたと感じています。
新人に仕事を教える時には、過去の自分もこうだったなという思いを持ち、自分の経験を通して伝わりやすい工夫をしていきたいです。

10年前のブログには「誰かに感動してもらえるようなものづくりをしたい」という事も書いていました。
その気持ちは今も変わっておらず、今後も「お客様に喜ばれるものを！」を常に意識して仕事をしていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。