月別アーカイブ: 2015年12月

『北陸型木の住まい研究会』

こんにちは。

今回はウッドリンクが事務局を務め北陸の工務店を組織化した
地域グループ『北陸型木の住まい研究会』の紹介をします。
富山、石川、福井、新潟の上越地区、岐阜の高山地区の工務店178社(H27.12現在)が加盟する
北陸では最大規模の地域グループになります。

グループの活動目的は、北陸の気候・風土にあった良質で特徴的な「地域型住宅」の供給に取り組み、
地域活性化及び地域の住文化の継承、国産材自給率の向上による森林・林業の再生等に寄与することであります。

また、ウッドリンクが中心となり「北陸型木の住まい」の更なる性能向上に向けた研究開発、
家守り(アフターメンテナンス)の仕組づくりや、建設費用の一部が補助される国の住宅取得支援策
「地域型住宅グリーン化事業」の事務サポートを行っています。

http://chiiki-grn.jp/
「地域型住宅グリーン化事業」ホームページ

当グループの事務局を担当する部署が「R&D企画室」になります。
「R&D」とはリサーチ・アンド・デベロップメントの訳で、研究開発という意味です。
R&D企画室のスタッフは営業の後方支援業務を日々のルーティンとし、
新しい技術の研究や新商品の企画などを行います。
まさにウッドリンクの未来を創る重要な部署になります。
また、新しい技術や情報の発信基なので毎日、営業や設計からの問い合わせが絶えず、
ウッドリンクの中では「縁の下の力持ち」のような存在です。


「R&D企画室」事務所風景

それでは「北陸型木の住まい研究会」がおすすめする「北陸型木の住まい」の特徴を簡単に紹介します、
北陸は住宅を建てる地域としてはかなり過酷な環境です。
それは1年を通して湿気が多いこと、冬は積雪が多いということです。
よって住まいづくりのポイントは結露対策と積雪時の地震対策。
強靭な構造体(人間でいう高い基礎体力)が必要不可欠なのです。

「北陸型木の住まい」は北陸の過酷な環境下でも100年以上持つ長期持続型の構造性能をベースに、
自然エネルギーを有効活用したパッシブ設計、木のぬくもりが感じれるデザインを基本コンセプトとしており、
「愛着をもって長く住み継げる住まい」を目指しています。


基本構造は「プレウォール工法」

そのような「北陸型木の住まい」を知っていただくための活動として、
エンドユーザー様への情報発信イベントを定期的に開催しています。

家づくり初期段階のお客様にはファイナンシャルプランナー講師によるセミナー
「建設業者や銀行では教えてくれない住宅資金計画」がおすすめです。
ここでは目先のイニシャルコスト(建物価格)だけを考えた住宅資金計画ではなく、
ランニングコスト(光熱費)や、住宅ローン金利、子供の教育資金や老後の生活資金までを踏まえた
住宅資金計画の立て方を勉強します。
これも「愛着をもって長く住み継げる住まい」だからこそロングスパンでのライフプラン(生活設計)が可能になるのです。


「建設業者や銀行では教えてくれない住宅資金計画」

構造・工法選びの段階のお客様向けには
ウッドリンクラボでの「最新!省エネ住宅セミナー&耐力壁破壊実験」がおすすめです。
住宅価格の中では、見えない部分の構造体に掛かる費用が一番高く全体の50%程度を占めます。
そこを業者任せにするのではなくご自身の目で確かめ、納得して構造・工法を選ぶ。
それが良い住まいづくりの秘訣と言っても過言ではありません。


「最新!省エネ住宅セミナー」              「耐力壁破壊実験」

これからも「北陸型木の住まい研究会」は北陸で家を建てられるユーザー様にとって耳よりな情報を発信していきます。
また地域の工務店様のパートナーとして二人三脚で北陸の住文化の継承と住宅性能の向上に努めてまいります。

http://www.hokuriku-kinosumai.com/
この度、『北陸型木の住まい研究会』ホームページがリニューアルしました。