耐震・制震構造
プレウォール

木質構造パネルシステム「プレウォール」
独自開発の「真壁サンドイッチ構造」により、高い耐震性を実現。
壁倍率3.3倍、5倍で設計が可能です。
軸組と床・壁パネルを組み合わせた「プレウォール」は、耐力壁をバランスよく配置する「モノコック構造」。高い耐震性の実現に最高な建築構造です。

モノコック構造とは?
「モノコック構造」はジャンボジェット機にも使われる一体構造のことで、どの方向から荷重がかかっても全体に分散し、部分的なひずみやくるいが生じにくいのが特徴です。

2回目以降、強度の低下が少なく、
繰り返しの地震に強い!
繰り返しの地震を想定した強度比較実験

1回に受ける強度低下が極めて少なく10回連続加振後でも設計値を
大きく上回る強度が確保されます。
柱と柱の間に壁を設置する
「真壁サンドイッチ構造」
「真壁サンドイッチ構造」は、地震の揺れが伝わると壁が突っ張ってしっかりと耐えます。また、柱に壁材を釘で打ち付けるだけの大壁構造にくらべて柔軟性があり、繰り返しの揺れにも強いので、余震があっても安心です。

プレウォールの耐震性を
三次元実大振動実験にて証明!
過去もっとも被害の大きかった、
阪神淡路大震災にて観測された、
同レベルの地震波で検証。
積雪1mを想定し、
小屋10.12トン、2階床7.92トンの、
鉄板のおもりを設置。
震度7(JMA神戸波100%)2回、
震度6弱(JMA神戸波50%)8回、
合計10回の加振に耐えられました。
積雪1mを想定した積雪荷重を10トン、積載荷重を8トン、合計18トンの荷重をかけた状態で、震度7を2回、震度6弱を8回、合計10回の加震に耐えられました。
試験体は構造体のみでありましたが、実際の建物では石膏ボードの強度も加わり、より一層強い構造となります。
実大震動実験での残留変位の変化

※3回目以降のデータは変わらない。11回目以降も変わらないと想定。

被災した建物の変形量
(残留変形)等で判断する基準
応急危険度判定
-
残留変形量
150mm以上建物への立ち入り禁止 -
残留変形量
50mm~150mm建物の使用不可 -
残留変形量
50mm以下建物の使用可能
プレウォールの残留変形量は7.01mm
建物の使用が可能であり、
大地震から人命・財産を守れるレベル
高強度だからできる、
オープンな間取り
強度にすぐれたプレウォールで建物を支えているので、間取りの制限が少なく、大空間・大開口をとることも可能。
吹き抜けや大きな窓がある広々としたリビングなど、ご家族の夢をかなえ豊かなくらしをとどけるプランがつくれます。



制震機能を追加「プレウォールTX」
鋼製アーム制震ダンパー
特殊形状の鋼製アームによる制震機能を追加。
揺れにブレーキをかけて、変形を抑えます。
耐震パネルとの一体化による省施工、低コスト
工場にて制震ダンパーをプレウォールパネルに組み付け、取り付けミスが無くなるとともに現場作業を大幅に削減。
※免責事項など詳細につきましては、営業担当までお問合せください。
20年の地震性能保証
プレウォールTX採用物件には、20年間の地震性能保証を追加。
一般社団法人ハウスワランティによる最大600万円の地震性能保証。

一般社団法人による、地震性能保証
プレウォールTXをご採用いただき、規定どおり施工された建物については、一般社団法人ハウスワランティによる最大600万円の地震性能保証が受けられます。

2階床部分の揺れ幅を
50%以上軽減※
特殊形状の鋼製アームが地震の力をしなやかに吸収し、制震ダンパー「プレウォールTX」は、建物(2階)のゆれ幅を軽減します。
「工場でのパネル化」により、安定した施工品質と現場施工費の軽減を実現します。
※1棟に6フレーム使用(35坪の場合) プランによって異なる場合があります。

他工法と比べ、優れた耐震性と
制震性を実証!
プレウォールTX搭載の試験体と、一般的な耐力壁とを比較。
同条件下で振動実験を行いました。タスキ筋かい・大壁合板は繰り返しの揺れに対し、変形を抑える事ができません。一方、プレウォールTXは優れた耐震性と制震性を発揮し繰り返しの振動に対し効果を発揮しています。
実大震動実験での残留変位の変化



筋かい工法は、地震力が中央部分にかかり一挙に曲がり折れてしまいます。

大壁工法は、釘が曲がり、合板の穴が拡がることにより建物は元に戻りません。

プレウォールTXはリスト部分が履歴ダンパーとなり建物の変形を軽減し粘り強く揺れを抑え続けます。
振動解析による安全性をチェック!
住まいの規模や間取りに応じて、最適な配置を行うため、高層ビルの揺れ検証に使う時刻歴応答解析を実施しています。「阪神淡路大震災」の地震波を入力し、耐力壁のみで構成される建物とプレウォールTXをプラスした建物を比較。建物のダメージの違いを分かりやすく表示し、安全性をチェックできます。

