皆さん、こんにちは製材事業部生産課再割Gの篠崎です。
前回のブログから5年経ち、その時の題材だった子供達も成年となりました。
そして昨年の11月に大きな「飼い物」をしてしまいました。
たまたま夫婦で立ち寄ったホームセンターで、いつものように冷やかしの客でペットショップを見て回った時、窓越しの一匹に足が止まり眺めていると、
「良かったら抱っこしてみませんか?」と店員さんのささやき。
まわりをみると、他にお客さんがいませんでした。
当然、『抱っこ=買う』になるので断ったのですが、半ば強引に手渡され腕の中に…
もう手遅れでした。いつも見るだけで、こんなことは初めてでした。
まさに運命の出逢い‼
丁度その日はブラックフライデー、抱っこしたのは黒柴3か月のオス。
ブラックにブラックを「衝動飼い」してしまったのです。
今の今まで犬を飼うという頭は全くなかったし、お世話とお金の大変さと責任の重さに絶対に有り得ないことでした。なのに即決の後は、観念のような覚悟で善は急げ、その日のうちに手続きをして全て買い揃え、家に連れて帰るまでにしていました。そうして、ひょんなことから私達家族の「柴犬暮らし」が突然始まったのです。
まずは名前を考えるところから。
黒柴の特徴として、目の上に麻呂眉のような斑点模様があり「四つ目」とも呼ばれるのですが、響きと呼びやすさで『まろ』にしました。
柴犬の原型となる犬は、縄文時代に既に存在していたといわれ、昔とほぼ変わらない姿で残っている原始の犬なのだそうです。またペットとして人と暮らすようになったのは平安時代の頃からで、NHKの大河ドラマ「光る君へ」にも登場する藤原道長も出家後には白犬を連れていたという文献もあります。
勢いで飼った「まろ」、心構えはしていたものの想像以上に大変でした。
まずは「まろ」の社会化。
社会化とは、人の世界のあらゆるものに慣れさせること、しつけ。
小さい子供が一人増えて子育てが始まったかのよう…けれども人ではないから言葉は通じない。言葉が理解できないから叱っても無意味で、良いことも悪いことも犬は体験したことしか学びません。
また、柴犬には特有の気質があり、柴犬が他に対して近すぎず遠からずの程よい距離を取ることを『柴距離』と言います。
会社では4m先の相手と息を合わせ仕事をしています。人間関係も相手を慮り、柴距離のように適度な距離感で信頼関係が築けたらと思います。
縁あって我が家に迎えた「まろ」、柴犬の寿命は15年、最期まで世話するには私達飼主も健康であることが大事です。犬には人間を健康にしてくれる不思議な力があることが科学的データで分かっています。実際に心の癒しや散歩による運動習慣も得られます。
先日1歳のお誕生日を迎えた、我が家の三男坊と共に、健康で少しでも長く幸せな「柴犬暮らし」をしていこうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。