お疲れ様です。
製造部生産課横架材Gの大崎です。
今年でウッドリンクに入社して11年目になりました。
私は横架材グループに所属しています。
横架材とは土台、梁、桁などの木造建築の軸組において水平方向に掛かる部材の事です。
主な仕事内容としては、木材の投入、加工、さまざまな樹種や使用用途応じた品質確認や、加工精度などを確認する作業を担当しています。
入社した当時は木材や住宅の知識もなく、気合と根性で頑張る毎日でした。そんな私にも去年から後輩ができ、教育する立場になり、「どう伝えれば分かりやすいのか」ということに悩み、「自分がより理解を深めなければならない」ということに気づいたり、新たな勉強の日々で自分を見つめ直す機会が増えました。
話は変わりますが、私の最近の趣味は神社巡りと御朱印集めです。
「夏越の大祓(なごしの おおはらえ)」をみなさんはご存知でしょうか。
6月30日に1年の半分を無事に過ごせた事に感謝するとともに、半年間の罪や穢れをお祓いし、残り半年も清らかな気持ちで過ごせるよう願う神事のことです。
私にとってもいろんな節目の年でもあったので妻と参列してきたのですが、その時神主さんから面白い話を聞きました。神事が行われた「十社大神」は伊勢神宮と深い関係があり、20年に一度建物の建て替えがされる伊勢神宮の木材が神殿に再利用されているそうです。
なぜ20年に一度建て替えが行われるのか疑問に思い調べてみると、当時の寿命でも2度は遷宮(神様のお引越し)に携わることができ、初めて遷宮を経験する次世代の技術者へ技術を継承していくのに合理的であるという理由らしいです。
自身も木材と関わる仕事をしている上で、大げさかもしれませんが自分が培ってきた技術にプライドを持って、次の世代に繋げたいと身が引き締まる思いになりました。
仕事においても、日頃から学ぶ習慣をつけることで、新しい作業での前知識や、わからない事への不安や苦手意識の改善にも繋がるので、自ら色んなことに興味を持って調べる事で新たな学びや発見があり、さらなる自分の成長に繋がっていくのかなと思います。
また今月から新しい工程への挑戦もさせていただける機会をいただけたので、様々なご縁に感謝し、絶えず目標を掲げて頑張りたいと思います。